わめくねごともじ

美容師辞めたいから辞めたへ。過去を棚卸し、空をアウトプットして私を絞り切るブログ。何か見えてくるかな?

コンビニ人間はサイコパスなの?(からあげ棒改正版)

 

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芥川賞受賞作家の村田沙耶香の〝コンビニ人間〟を読んだ。文庫を待っていたが、よいタイミングが訪れたので。
ブックオフにて古本&ゲームソフトの査定待ち時間に。1時間は待ったのよ。
ほら、「店内でお待ちくださーい」=立ち読みでしょ?
(買ってないのに感想書きます。ゴメンナサイ)
 
 
何とも読みやすかった!凄いな!
クセがないのは読者に媚びてないからか。〝コンビニ人間〟そのもの。
 
コンビニ店員の古倉恵子。結婚しないのとか、就職しないのとか周りに言われ続けコンビニで働くこと18年。解き放つための同棲を始める。社会不適合者、白羽と。お互いを社会の底辺と認め合いながら(?)ある時にコンビニをやめる。白羽のすすめで就活を始めるが、アノ声を聴いてしまう。やはり【世界の部品】になるにはコンビニ人間しかないとコンビニに戻るあの描写。コンビニに吸い込まれてく古倉恵子に鳥肌が立った。
 
コンビニでのアルバイトの描写がかなり細かく書かれていて、じわじわきた。身近に感じるのはやっぱりコンビニが舞台だからなのか。
 
『そうだよ。今日からセールなの。



皆で一丸となって、からあげ棒を売るんだよ。
それが今、このお店で一番大切なことなんだよ 』

 この古倉恵子の言葉に、ブックオフで涙拭ってたのは私です。
 
幼少期、鳥が死んだのを見て、『お父さん、焼き鳥が好きだから今日焼いて食べよう』と言った恵子はサイコパスの一種だと。 死んだ鳥=可哀想 と思えない人は『普通』ではない。歪んだ思考なんだと。最速スピードで合理的な考えは排除。その恵子の思考はおかしいと周りは治したがるのです。
 
『皆で一丸となってからあげ棒を売るんだよ』の言葉には、幼少期から治らない自分と、コンビニ人間として【世界の部品】となった恵子の18年間の重さを感じてならなかった。
 
 
 


「ちょっとすみません」
 
えっ?誰?恵子?
あ、違う。すみません。と我に返る。ブックオフで立ち読みしていること忘れてた。
後方から伸びる手は本を取りたかったのであろう。見知らぬ女性の白い腕をよけながら読み続けるのでした。『からあげ棒』のページどこだっけぇ?とペラペラ戻る。


 
 
 
「古倉さん」でもなく「恵子さん」でもない「古倉恵子」の無機質の中に感じる熱さを、面白いとユーモアだと笑える立場の人たちはうらやましい。余裕がある。
多分、恵子に「からあげ棒100本売ったところで時給は変わらないんだからさ」とコンビニのカフェオレ片手に笑うのかもしれない。
また、古倉恵子をサイコパス、恐ろしいと哀れむ立場の人たちは『普通』なんだと思う。『普通』の感覚。「ちょっと変わってる人だから近付かない方がいい」と周りに注意を促すだろう。
この゛コンビニ人間〟の中で言う『あっち側』の人たちから見た対岸の『こちら側』といえば、コンビニの中でしか自分を生きられないとアノ声を聞く恵子に、身体中が針でチクチク刺さされているように痛みを感じてしまうのです。

 
アノ声を聴き、コンビニに吸い込まれてく恵子。
アノ声の正体はコンビニの声。恵子を呼び寄せると一斉にコンビニの声たちが合唱し合う。そのラストに漂う疾走感。そんな脳内メロディーが走り抜けるもので、白羽が恵子を異常者扱いして去るも、もうそこはどうでもよかった。哀愁感もやってきては脳内メロディーひとり盛り上がる。【世界の部品】に戻れて「恵子、助かったね!」って。


 【世界の部品】
世の中の歯車が回転し始める時。その歯車の一つになって廻り続けている自分を世界の部品と呼ぶ恵子
 
 
 
「おかーさん、まだぁ??」
 
えっ?誰?子供?
あ。うちの。こども。ごめんごめんと番号札確認すると既に呼ばれているではないか。

 


 

違いは救い。だということをこの本から一番学びました。あれ、おかしい?
『普通』を好む世の中、古倉恵子の『普通ではない』その価値観の違いは白い目で見られる。だけど、『普通』の人が得られない幸せを得る=違いは救い こんな方程式に思う私も『コンビニ人間側(こちら側)』の人なのでしょうか。

 

 
゛コンビニの声 ゛


 
この表現すきだな。想像が止まらない(笑)
手元に本が無い分、想像できてコンビニまで突っ走りたくなる!ついでに肉まん。
 
私がコンビニ店員に感情を求めてないことを古倉恵子はよく知っている。
「いつもありがとうございます。肉まん好きなんですかぁ」などと古倉恵子は決して言わないのだ。マニュアル通り?無機質?いや、人の心をよく知っているから。その心を知らない店員こそ、ほっておかないことが優しさだと勘違いする。余計なことを言ったら足を運びにくくなるかもしれないと分かってくれてる恵子は、「ありがとうございます」に「いつも」は付け足さない相手と配慮を知っている。
 
そしてまた、古倉恵子なら私が肉まんを買いに行く曜日と時間を脳内に刻ませ、私の姿を扉越しに確認する前に〝温め中〟の付箋を剥がすだろう。「選ぶ楽しさを提供するのも仕事なのよ」と新人に教えては、ガラスケースの中をガラ空きにさせないよう配慮するのかもしれない。「あっそうそう、くれぐれも蒸かし過ぎには注意ね」と付け足して。
そして私の動き、しぐさにいちいち「めんどくさそうなお客さん」なんて、良い人と悪い人に分けないのだ。古倉恵子は。『今年もまた肉まんの種類増えた!?』そう驚く私の呟きともとれる声を背中で聴くと、いつでも右手でトングを手に取る準備をし、左手でスチーマーの扉を開けれる最速の動きを見計らうんだろう。


だって彼女は、〝コンビニ人間〟なのだから。
 

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「肉まんと一緒にからあげ棒いかがですか?今なら110円になります」

あぁ、古倉恵子の声が聴こえる。

もう、古倉恵子のいるコンビニどこなの(笑)

目標100本に貢献したいですよぉ(詳しくは¨コンビニ人間¨で!)

 

 

接客業やめたい人?私はコレでやめました。

 |接客業やめたい人?私はコレでやめました。

 

「接客業してる自分が‭好き」「遣り甲斐感じる」「お客様の笑顔が一番」「喜んでもらえると嬉しい」

相手の表情やしぐさに虫の目を持つこと。空気のように溶け込むようにして相手の心が自分の中に入ってくる域までくると、接客業は楽しい。

「接客業は天職かも?!」なんて思ったことも?

でも、瞬時にあらわれる【疲れ】の中には【絶望】が潜んでいるのです。

【絶望】に変わる前に、天職より適職探しをはじめるが吉とばかりに絶賛無職中となりました。

前職美容師を退職。したはいいが、ノックする世間の扉は、髪を切れても何の役にも立ちはしねぇんだよとばかりに扉を開けようともしてはくれない。その冷たさにやっと慣れてきたところ。

そんなところで書いてみます。

|接客業の疲れが見える瞬間

笑顔でお見送り。その繰り返しは日常。

全てのお客様に気付きを気遣いを、相手に合った言葉使いに言葉選び、声のトーンにテンポ&リズム…当たり前のようにみせながら、心と頭で戦闘中。それが接客業を選んだ人がやること。

でも…【疲れ】は思わぬところで出ちゃうんです。

トイレへ行った後、手を洗いふと顔を上げた瞬間に鏡に映る自分の顔に驚くのです。

やっばー疲れ過ぎて無表情? 無感情的な、虚無感。能面そのもの(メイクが落ちかけてるからハゲた能面?)

その鏡越しに、ゆっく~りと先程お見送りしたお客様が( ゚Д゚)映るではないですか。

あッ、あ、あ、それはそのあのチガウンデス‥心の声と同時に、瞬時の技は御手の物?目尻を下げ口角頂点へ!!何もなかったように話しかける私。

バレたよね?今の私の能面。落ち込む。やってしまったと落ち込む。

私は、大抵こういう時、何かの前兆と捉えてる。何かが分からないけど仕事のミス的なことは確か。

「何かやらかすな自分」そう、やっぱりその後、クレームを起こしてしまうのでした。

それで信用失うのが私。

お客様や仕事仲間は許しても自分自身が許せなくなって接客業辞めました。

【絶望】に変わるその前に辞めよう。【逃げる】でもいい。

絶望】してからだと、圧し掛かる重りが半端ないかなって。自分のために予定より早い退職しました。

|接客業(美容師)はこんな世界

お客様と話すのが仕事。スタイル作りが仕事。(美容室によって特色は異なるが)

接客をしながら技術が求められる。そのバランスがとっても重要。

なぜならご来店されるお客様のニーズ&ウォンツは様々であるから。

技術(ヘアスタイル)重視で来るお客様もいれば、ただ雑談しに来るお客様もいる。

楽しい会話を求める後者が厄介かと思えば、問題は前者である。ヘアスタイル重視の客は、0.5ミリの誤差を許さない。拘り半端ない。

『要求を上手く伝えられる客』『伝える意思はあるが、上手く使えられないから美容師側が意思疎通を測る』『伝える気が全くないのに理想を求める客』

どのタイプだって、そこになきゃいけないのは信頼関係。築き上げなきゃ。

でも、美容師とお客様の間に相性だってある。まぁ、相性が合わなくたって、お金を払うお客様が断然上位なのだけど。当たり前のこと。

だからこそフラットな精神を持つことが大事だと思ってやってきた。いちいち揺るがない心。キープできてるかと思えば、一瞬の気の緩み、【疲れ】 が致命傷になることもある

私は、これを半年~1年に1回位やっちゃうんです(''Д'')

正直、接客だけなら取り返しできると思ってる。(人にもよるだろうけど)

でも、技術って取り返しできない。

美容室で、「わっ、切られ過ぎた??」ってことありませんか? それです、それ。明日に生えてこないじゃないですか? これはお客様によっては許しがたいこと。分かります。どうせ伸びるでしょ?は禁句。

  |接客業に向いていたのかな

人が苦手、でも技術は好きだった。

苦手だからこそ、人の微妙な神経まで悟ってしまう。

その結果、『気遣いができる人』『丁寧な人』と勘違い(?)されてしまうのだ。

以前、指名を頂いているお客様が、小さい声で教えてくれた。

「私、美容師さんって苦手なんですよ」←普通、美容師に言わないよね 笑

わたし「えっ、そうなんですか?私も苦手です」←美容師が美容師嫌いってね..笑

なんて会話おかしいから。美容師が苦手な美容師ってもう、接客業向いているとは思えない。

 |接客業を辞める決意の裏側(ひとり言)

地雷を踏んだらサヨウナラクレーム事件(過去記事参照)で、美容師を辞めた。

これはタイミング。今を逃したら次はないなと。

振り返り、5年程働いたヘアサロン。2人目の出産でブランク1年アリ。

はじめは覚悟があった。社会人復帰、接客業復帰は覚悟が必要。

カット技術、接客、高度なモノを求められた。

覚悟があったって、覚悟を決めたって、打ちのめされる弱さはしっかり持参してるから厄介な自分。

何度も頭が真っ白。でも、

「ここ、乗り越えられるかもしんない」

「ここ、乗り越えるまで辞めれない」

不思議とこんな気持ちになる。こういう気持ち、接客業をやってる人は感じやすいと思う。でも、ここが危険なとこでもあるかなと思う。

美容師はイマイチ結果が見えないし完璧が存在しないから、満足できない仕事でもある。

だからこそ自分なりに。ラスト1年はとくにお客様のニーズ&ウォンツを理解しようと試みたのかな。

周りのスタッフには、「変わったね。なんでそんなにやさしくなったの?」って言われたけど…

どんだけ私冷たかったんだよって(笑)

 |接客業で失敗したら認めることで変われる

最後にクレーム起こして辞めました!再起不能ってところです。(過去記事参照)

再起不能のきっかけから周りの言動、顔を合わせたくないお客様、今後も繰り返すかもしれない失敗に恐れたのだ。

負けたし逃げた。

この負けを認めたこと。

誰のせいでもないんだよー。

逃げた。

自分の弱さなんだよー。

自分が負けた弱さをしっかり受け止めて、その弱さを発信できればよし。

これができればわたしもう十分。

あぁ、これが自分を認めるってやつかって。

 |まとめ

人と関わり話すことが接客業。それだけじゃなくて、とにかく人の顔つきを伺ってしまうのでストレス。

でも、接客業ってそういうもの。それが遣り甲斐でもある。

やり切ってない人はもう少し頑張ってみるのもいいと思う。

いつか辞める気でいるからと中途半端な笑顔してる人は笑顔満開にしてみて。飛べなかった跳び箱、いきなり7段飛べちゃった?!なんてこともある。笑顔でやり切ると辞める時に後悔が少ないと思う。むしろ清い気持ちでサヨウナラできる。

 

でも。でも! 毎朝疲れを感じてるのなら、今すぐ「逃げて」!

「絶望」に変わる前に、急いで!

逃げる選択技。新たな挑戦が見えてくることもある。

今いる環境にしがみつくことなく、自分の戦う場所は選べるんだよってことです。

逃げるは恥だが役に立つ」ですね。

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次は、「接客業やめたら世界は変わった?」で書きたい。

絶賛無職中のあんずでした。

 

接客業の皆さん、年末年始のお仕事お疲れ様です!頭が下がります。休む方も気を遣うのが接客業。31日、元旦くらいはみんなで息を揃えた方が1年の営業が上手く周ると思うけどね!って毎年思ってた。『元旦から美容室』なんで?なんで元旦から切るの?なぜ店をオープンさせる?

元旦からやってる美容室のスタッフはこのように心が騒ついてるから切りに行かないで!それでも、縁担ぎ?とかで来るお客様はいるけど。切られ過ぎないように注意ですよ。

『元旦に働く自分』これも受け入れられなければ接客業は辞め時ということで決定だ。

 

 

 

線香花火的な現象を。これからも、

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ある種、皆、背中に覚悟を背負ってるような、

無機質の中に、それぞれの心が存在しているような、

そんな中に私はいる。

 

バイトの話しです。

 

哀れに思うだろうか?

あんなにバリバリやってた人が、こんなバイト?

辞めない方が良かったのでは?

やっぱり時期早々だったね。

 

どんな声が聞こえてくるかと考えれば、こんな声もあるかもね。どんな風に思われるか全然気にしない!とも言えない。

 

ただ、君たちに言っとく(美容師仲間)

自分たちの仕事に誇りを持つことは素晴らしい。ただ、他人に振りまくものではない。

自分たちの仕事が一番素晴らしい訳じゃないってこと知った方がいい。

自分たちの仕事を基準に考えるから、自分の仕事より下の仕事には行けないと、どこかで思ってる。

 

正直、たいしたことはない。

 

 

礼儀やマナー、接客の基本がそれぞれにオリジナリティー溢れてるから、フィードバックいまひとつ。個人の一人歩きが目立つフロア。技術より先に身につけなきゃいけない人間チカラみたいなものが必要。

技術はオリジナリティーあって然り。ですが。

 

 

そんな世界はなんだかんだ、やっぱり楽しかったなぁ...

 

美容師という一人ひとり。

 

でも、居続ける場所じゃなかった。

 わたしは。

 

過去も現在、未来と誰も詮索しない世界にやってきた。

誰の気持ちも犠牲にすることなく目指せる数字がある。

誰もの気持ちに寄り添うあの頃とは違う。

自分だけの心に寄り添って生きる。

しばらくは。

 

そんなバイトを始めた話し。

 

 

その中で、

蘇る記憶に気付いてしまった!

 

『美容師としての技術は忘れてもいいんだ!

瞬間風速的な、

線香花火的な、

瞬間的現象。

【その時】【あの時】

だけを覚えていれば。

心の片隅に置いておける程のことはやってきたじゃん私』

それは、感情や感謝(驚)、想い、喜びや悲しみみたいなもののこと。それを忘れなきゃ、いい。

 

人の髪の毛を触らせていただくと、その人の気持ちや心までが自分(私)の中に入ってくるという感じ。【負】はとくにパワーが強くて負けていた。スピリチュアル好きでもなんでもないですが。髪の毛を触ると分かる。それでも、【正】の喜びの方が大きかったかなと思う。

 

感謝(驚)です。

 

その、

 

瞬間風速的な、
線香花火的な、
瞬間的現象。

を感じれたから、もういいや美容師。となれたのだと思う。

 

んー、そう思いたいんだ。

 

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髪を切るということは、その人の心まで切るということ。

【負】か【正】かどちらに傾くかは美容師次第。

「あなたに髪を切ってもらいたいの」信頼されれば応えたい、応え続けたいのが美容師。そんな気持ちには応援してます。助けます、いつだって。

 

 

 

「いったんCM入りまーす」

 

みたいな軽さで辞めた。

 

もう戻りませんよ美容師には。

 

何を言われても。

 

今のバイトは皆、気持ちがないとこが気持ちいい。

線香花火的な現象を持ち合わせつつ。

火花が垂れ下がった『柳』から

パチパチして消える直前の『散菊』

までが存在してるかどうかは謎だけど。 

背中に覚悟をおんぶしてるのは確か。

「つながる」ってこういうこと

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「つながる」これが理想でした。

 

今日、「つながりました」

電話の相手先のことではありません(笑)

 

美容師は今後続けられないけど、どこかでつながる。つながりたいと思いながら辞めました。

 

だって、髪の毛を切ることが大好きなのはこれからも変わらないので。

 だったら何で辞めたんだよ?って話は過去記事から連想していただきたい(笑)

 

「ただ書く人になりたい」と言いながら今日まできました。

 

ぼちぼち‥

クライアントさんと契約し、生活ネタを記事として納品していました。

 

めっちゃ安価の。美容師の傍らにはぴったりの案件でした。

 

面白いタイトル提案に修正依頼されないから楽だったし。クライアントさんの要望には沿うようにだけ意識して。文字を書く練習には丁度よい。それだったらブログでもいいんじゃない?と言われそうですが、人の手に渡る感と納品記事数増やしたかったので。

 

で。

美容師辞めたことだし、何件も掛け持ちしないと食ってけない!ということで新たに契約したクライアントさん。テストライティング提出したところ、

 

まさかの‥

 

めっちゃ褒められた。

 

クライアントさんの要望は、

「ぶっちゃけた方が面白い記事になるんでそこんとこよろしく」

とのことでした。

はい、ぶっちゃけましたところ褒められたのです。

 

もしかしたら私。記事を書くことはまだまだだけど、

 

「相手の要望に応える」

 

ことは美容師で養ってきたことかもしれないと思いましたし、

美容師‥やっててよかったとはじめて思った。はじめてとか笑

 

これが私が思う

「つながる」

です。

 

そして、ぶっちゃけたら褒めてくれたクライアントさんが、

「では元美容師ということですから髪の毛のこと書きましょう」

との提案からのまたリンク

 

 

美容師を辞めても美容師とつながる仕事をするっていうのは、案外振り返りができるもんです。きっと

また

「つながる」

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退職 無職 転職活動中

  

こんにちわお久しぶりです。紅いあんずです。

 

 

ついに…

 

 

美容師辞めました。

https://www.instagram.com/p/BbOIzognzGm/

 会社にいないと人間変わる。よくもわるくも。さーこれからどうしようか。

 

「美容師」

辞めれるきっかけ、変わろうと思ったきっかけ、はてなブログをはじめたことからのきっかけだった思う。

 

アウトプット!なんつってたいしたことも出せなかったけど、

退職できた(その勇気)ことが最大のアウトプットです

美容師って(勿論そうでない人たくさんおりますが)美容以外に何もできなかったりするんわけなんです。(勿論そうでない人もたくさんおります。念のため2回言う)

 

企業で働いたことがない世間知らず。それは、人がどうこうの前に自分のコトなんでした。

退職して17日。

転職活動するや否や4,5社は門前払い。

髪を切れても何の役にも立たねえんだな!痛い程に思い知りました。

苦し紛れでコミュ力アピール。欲しいのは技術です。って、髪切る技術じゃなくてね。そりゃそうだ。

経験者優遇するのは当たり前の世界しかり。「未経験者歓迎!」嘘ウソ。

(フルタイムや正社員の壁を突破出来れば問題ないところもあったけど)

問題児が2名揃う我が家的には無理↓

https://www.instagram.com/p/BbMW753naOS/

#5歳#子ども#次男#漫画#星のカービー#早く#寝ろ#退職祝い#チョコ#食べたい

とくにこの人。

 

 

退職することを決意しながらも、もがいていた。

 

anzuchans.hatenablog.com

 

 

anzuchans.hatenablog.com

 

 

anzuchans.hatenablog.com

 

こんなことがあって。退職まじかには、肌が合わなかった主任に泣かれ、皆に泣かれ、惜しまれ、最後まで惜しまれ、お客様にも申し訳ない気持ちがありつつも、私の決意に頷く優しさを知ってる人たちに見送っていただきました。

 

で、例の通知表ならぬ思い出アルバム。一応、セーフだった!

(オマエが辞めてくれてラッキー\(^o^)/なんてメーッセージも絵文字もなくセーフ)

https://www.instagram.com/p/BbLtfGmHahu/

 

 誰のせいでもないのに何かのせいでもないのにどこかの悪をまだ消し去れていない。それは多分自分の空っぽさからきているのだと。その怒りを他人に向けてはダメ。自分で決めた退職。

 

肌が合わない主任とまぁ色々あったりなかったり、、

「退職を機にインスタはじめまーす」

とそこで皆とつながりを持ちはじめました。。仕事で顔を合わすことないから何picしても平気。感想とかもらわないで楽だし。と思っていたら…インスタのコメントに主任が感想寄せてくれました‥あ、あ、ありがとう。裏表一体といこう。これからは分かり合える(分かり合わなくてもいいけど笑)ことがあってもいいかもね。

 

『癒しセット』と題して入浴剤をくれた主任。可愛いマカロンの入浴剤。

「悩んで悩んだんですけど…気に入ってくれたら嬉しいです」って渡されました。ありがとう。

 

でも…

 

でも…

 

でもね??

 

まさかの‥

 

嫌な予感はあったけど…(どちらかというと肌弱くてオーガニック好む)

 

やっぱり…

 

やっぱりーーーーーーーーー

                     ピンク&緑&オレンジのマカロン

                       ↓↓オレンジマカロンをお風呂にポン                                  

https://www.instagram.com/p/Bbi6sGMHsTM/

 

は、肌が…肌が…

痒くて痒くて。

お風呂の中、そんなはずはないと。

いい香りだね☆

って、耐えていたが。

わたし肌が真っ赤じゃん!!!

主任から貰った退職祝いの入浴剤。オレンジマカロンでまさかの肌荒れ。

皮膚科で薬もらってきた(笑)

 

 

肌に合わない入浴剤を主任に頂いて、通りで主任とは肌が合わないわけだと妙にひとり納得。

身に沁みましたー。肌にもしみましたー。

残りのマカロンは観賞用として☆

 

 

絶賛転職活動中の紅いあんずでした。

ポケットの中身、空。空っぽ確認したら詰め込んでくだけだっ。

泣きそうになるけど、たまに

絶賛転職活動中の紅いあんずでした

コミュニケーションに依存しなくなった訳はあの頃から

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『レギュラー〇リットル入りました!』

地元のガソスタにて。

 

燃料切れで仕方なく入った地元のガソスタ。

いつもはガソリン補給していくのに今日は空っケツ。

3ヶ月ぶりに帰って初めて立ち寄るガソスタに…

あっ、ここって確か…確か居た気がする…

あれ?懐かし過ぎる音楽が聞こえてくるではないか!?

えっ(笑)なんだろこの感覚。ふわふわ浮く感じの鳥肌。

過去がフィードバックされてくの?

 

『サインお願いします』

 

あ、はい。

 

この声…コバヤシだよね?

店員の顔をきちんと見れない私。

エンジンをかけ、車をゆっくり前進させながら、バックミラーを確認した。

正確には、バックミラーに映る店員をだ。。

 

 

やっぱり。コバヤシじゃん…

 

と心で呟いた。

 

聞こえたのか。いや聞こえる訳はない。

コバヤシが男性と親密に寄り添った場面が蜃気楼に変わるみたいに何かが私の中でゆらゆら揺れていた。

本日晴天なり。

 

 

 

コミュニケーションにもっとも依存していたなと思う時期が高校時代だった。

何十年前の話しでしょうね( ˘ω˘ ) 

登下校グループ、クラスのグループ、学年グループと、とにかく仲間意識が強くて、個性のカタマリみたいな面白い子が集まっていた。

 

当時、仲間内では、ユニコーンや、かまいたちジュンスカブルーハーツの追っかけなんて流行ってて。私は、ジュンスカの寺田呼人が好きでした。ジュンスカの後輩であったミスチルが始めてのライブをした時(ジュンスカのライブの後かな?)、『子供から大人まで愛される音楽をやりたいのでミスターチルドレンって名前にしました!』みたいなこと言って、横目で『ふ~ん』と見ていた私。どうかお許しください…

 

ちょっとしてから私は、オザケンとかピチカートファイブ。スチャダラとかコーネリアスフリッパーズ・ギターオリジナルラブ。いわゆる渋谷系が好きになっていったんだけど、なーんとなく皆に言えなかったんだ。

『友達やめる』とか言われそうで(笑)渋谷系って面倒くさそう。オシャレ気取りな自分?みたいな恥ずかしさ。でも、こっそりバックにCDとか入れて、学校の休み時間とかに、CDジャケットみてはニヤけてたと思う。

 

あ。このままだと話し、脱線するー。話し戻します。

 

私含む、登下校グループ5,6人。何となく仲間外れにしていた子がいた。喋るんだけど、皆の気分でなんとなく避けるみたいな。そんなのが続いた。仲間外れに何となくしていたその子が、高校をやめると知ったときは「いや私らのせいじゃないよね…?喋ってあげてたし」と皆が皆をかばった。喋ってあげてた…って…

 

本人も、「先輩と結婚するから」そう言ってた。

私たちはどこかで安心していた。

「結婚して、先輩のガソスタで一緒に働くんだ」と。

なんか、人生終わってね?と思うのは10代の私。

それは他人が決めることではないと知ったのは大分後の話しです。

 

高校をやめたコバヤシという女の子。

細くって弱弱しかった記憶。

仲間として認めないみたいな雰囲気作りをしていた私の記憶。

他にコバヤシに会うグループがあるよと遠回しに避けていたという記憶。

私たちが仲良くしてあげたら高校を辞めなかったかもしれない記憶。

「いや、そんなの関係ないし」とコバヤシは言っていたんじゃないかという推測。

記憶や推測のせいにしていくらでも逃げれるのってなんかね。

今のコバヤシに、何十年前の記憶なんて片隅にもないのかもしれない。

そういって、私たちは互いに忘れた振りをしてきた。

私たちは、どんなこともきっと覚えているはずなのに。

あの時のお互いの気持ち。

でもわざわざ掘り起こす必要なんてないもんね。

今がよければ。

今がよければ?

向こう岸に悲しみを置いて渡った人は喜びを手に入れたのかもしれない。

二度とそちらには渡らないと。

行ったり来たりしてるのは私なのだ。

 

小柄で長い髪の女性は言った。

『ありがとうございました』

見た目よりおっきな声の。

お辞儀をしてから上がる顔。

やっぱりコバヤシだった。

なんか凛としてる。

 

あの頃、〇〇〇〇。

 

向こう岸に置いてきたコバヤシと私のあの頃。

一緒に戻った気がしたのはこの音楽が流れていたから。

 

♪心のベスト10 第一位は こんな曲だった ダンスフロア―に華やかな光…

 

オザケンとスチャダラの『今夜はブギーバック

まさかのガソスタだよコバヤシ。

 

趣味、一緒だったのかもね。

 

コバヤシが高校を辞めてから、私はコミュニケーションに依存しなくなりました。

お喋りは必要な時だけ。

 

『レギュラー満タンでお願いします』

『ありがとうございます』

 

これだけで十分な大人になりました。

また行くねコバヤシのガソスタ。

ドキドキするけど。

次は何の音楽流れてるのかってさ。

 

武器を捨てる時まで後7回

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『タツマキくるかな〜』とわくわくしていた次男がいってらっしゃいの投げキッス。そのわけは留守番。休校になった嬉しさを本の間に顔を挟ませ歓喜を表現する長男はハリポタ見れるから。おいしい牛乳パスして玄関に背を向ける。

 いってきます。

残すところ、後数回。美容師としての仕事。『自分を出し難い。遣り甲斐があるだけに私も惜しいです』と、信頼あるスタッフにお伝えした。職人気質だねとはあったが、美容師ってふしぎ。生身の人間相手にするから職人気質が仇になることも。人の気持ちまでも切る仕事でしたよ。良くも悪くも。今日はお客様に拍手して頂いた(๑˃̵ᴗ˂̵)ロングをツーブロックアシメソフモヒにイメチェンして。かなりかっこいいし似合ってた。ハサミを置くとなれば、私にもはや武器などないのだ。武器(ハサミ)を持たない世界に飛び込みいったい何を見るつもりなのか。

 

一旦、その武器を捨てるとき。捨てないと掴めないものがある。

 

にしても。

憂色はもうすぐ変わるはず。さぁ、手の平を..どこにかざそうか。太陽はまだ眩しすぎて私には無理。 ホットミルクにインスタントコーヒー入れて蜂蜜少しに出来上がったカフェオレ。心休まれば、武器を持たずに素手で戦おうではないか!