わめくねごともじ

美容師辞めたいから辞めたへ。過去を棚卸し、空をアウトプットして私を絞り切るブログ。何か見えてくるかな?

向こう側の高級料理とこちら側のハンバーグ

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『想像力の向こう側』というブログを読んだ。

貯金が尽きたら自殺をしようと決意した男の自殺する直前までのブログの感想ブログだ。

感想ブログの主は チョコ好きの日記 と言うらしい。 私もチョコ好き

 

 

モヤモヤした。

 

 

ということで。

 

『想像力の向こう側』を、読んだ翌日。目が覚めてから何かが心に引っかかっていた。普段は車通勤だが、珍しく電車で。揺れる車内、窓越しの木々は小雨に吸い付くようにして、葉っぱたちは雨の滴を受け止めているようだった。何だか何だかモヤモヤする。なんだろう?電車を降り改札を抜けると雨は止んでいた。辺りを見渡したのは職場のスタッフがいないかの確認だ。職場までの道のりでモヤモヤの訳を見付けるつもりでいたから、人と話すわけにはいかない。が、目が合った。 お日様だ。

日差しで目が覚めた私はモヤモヤの訳が見えた。

そして、日を避けるように歩き始めた私は、

ふとこんなことが頭に浮かんだ。

 

チョコ好きの日記、『最後の晩餐が本当にファミレスのハンバーグでいいの?』とブログ主。「私だったらロイヤルホストの黒×黒ハンバーグ!」なんて書かれていたら安堵感で包まれていたのだと思う。しかし、『私なら銀座の高級料理店へ』とブログ主は言った。前ノリでと。

 

赤信号で立ち止まった際、再び誰かと目が合った。ダレだ? …あぁ、コンビニの人だ。チャリを向こう側で走らせている。職場近くのよく行くコンビニの店員。小太りのコカ・コーラ好きなメンズ20代ってとこ。以前、彼がコンビニ裏でコーラ飲みながらスマホいじってるの見たから。コーラ飲んでる姿は1回しか見たことないんだけどあの可愛いお腹はコーラ好きだ!と身勝手に。

 

そのコーラ好きのメンズと、ファミレスのハンバーグを最後の晩餐に選んだ彼がだぶった。私の中で。「ヨーグルトなら文句なしのソフール。トクホだよ」と私は心で呟いた。だって、ブログ主は『5000円のヨーグルトを取り寄せてみる』というのだから。死を覚悟したらそれくらいはどう?ってとこか。なんで悲しくなるのだろうね?それは、 『向こう側』の人間と『こちら側』の人間の違い なのかなって思う。上手く説明、文章化できないのだけどそれもまた悲しい 

 

職場近くで、コーラ好き(かもしれない)の彼は、私がいるこちら側の車道へと渡ってきた。勿論、話すことさえなければ目を合わすこともなくそれぞれに。ただ何となく、彼は『こちら側』の人だなと思った。私とおんなじ。おんなじにしてゴメン。ファミレスのハンバーグの彼もまた。

 

 チョコ好きの日記では、『残された貯金でバックパッカーに』と。(あぁ、向こう側の人間なんだな..)対して、ファミレスハンバーグ好き(かもしれない) 彼に「そういうことはそもそも思いつかなかった」のではないかと。上から目線で見てるのかはどうか。

必ずしも、世界が、高級料理が、想像力のその先へと、『向こう側』へといくわけじゃないよなぁ..と思うのはloser? 知識はあった方が生きやすいとは思うけど。

 

職場へ着いて水を飲んだ。それから準備をした。これから来るお客様のために。私はたまにバカにされた。お客様からの上から目線にだ。少し前は、そこに歯向かう自分がいた。お客様の前では見せないもののバックルームで怒りを隠せなかった。それは自分が未熟な証だし弱いし、でも不思議とそんな時は絶対に仕事辞めない!辞めれない!と。まだやることがある状態、精神状態なのかなって。

 

『だれかの想像力の貧困さを笑える人間なんていないのだ』チョコ好きの日記から。この一文、刺さりました。ただ、それなのに、【ファミレスのハンバーグ】を最後の晩餐に選んだ彼をやっぱり笑っているように思えてしまうのは、自分(私)の想像力の範囲内なのでしょうかね。

 

【ファミレスのハンバーグ】には、彼の人生がつまっていたと思いたい。2歳だか3歳の頃はじめて連れて行かれたファミレスの記憶がハンバーグだったとか、家族と食べた思い出。元カノの得意料理がハンバーグだったとか。最後の晩餐、その中身。チーズたっぷりだったりして。理想にすぎないかもしれないけど それじゃなきゃいけないモノは代わりがある高価なモノよりずっと価値があるかと。

 

職場では水をよく飲む。水じゃなきゃ調子が上がらないみたい。最近の私は、仕事を辞めたい。何故だろう?書く人になりたい以前に、この仕事にやり切った感が出てきたのかもしれない(☚もっと追及すべきはあるだろうけど)と思ったんだ。ファミレスハンバーグの彼も、自分をやり切ったんじゃないかなって思っちゃったんだよね。そのブログを読んだわけではなくあくまでチョコ好きの日記の感想ブログからの想像に過ぎないし美化し過ぎ? 生きるの、もういいかなって。でさらに美化してるのかもだけど、『友人も居ないようで独り身、ブログに他の人物が登場したことはなかった』と感想ブログにあったが、あえて登場させなかったのではないだろうか?

彼なりの優しさがそこにあったと思いたい。

そして、『向こう側』と『こちら側』に渡り合う際には、安全第一、左右と上下までよく確認してから渡らなきゃと。相手は必ずしも自分と同じじゃない。けど解ろうとはし合いたい。

 

(1つ言うんであれば、想像力はある方がよいとは限らない。と思ったり。その話しはまた別の機会に

 

 

モヤモヤ  

消えた。大分消えた。でもまだ何かある!チョコ好きの日記というブログ主。チョコ研究もしているというのにチョコの話題が出てこないじゃないかこのブログ。

 

………ブログを再度のぞいてみた→よーく見てみた→

チェコ好きの日記」だった (''Д'') 

赤と青と白の国ですねチェスキーのだまし絵ですね……

    

 

失礼、致しました!!

 

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。明日もまだ美容師をやるしかないanzuでした。