見えないお客様が続々ご来店された時のこと
忘れもしません。あのヘアサロンの方々を。。
私がそのサロンで働くことになった訳。スポーツインストラクターをしていた頃の怪我の手術から退院して、『ちょっと手伝って』と美容関係の知り合いに声を掛けられたことがきっかけでした。乗り気はしないがOKした理由は、怪我の回復まではゆっくり働いていいよいうことなので。
そのヘアサロンは、ショッピングセンターの2階、隅っこにありました。風通しは悪く、窓もなく閉鎖的なイメージ。『暗い雰囲気だな』でも、そこそこお客様は来店している様子で暇すぎることはなさそうだと思い、怪我がよくなるまでと決めて働くことにしました。
『幽霊が出るヘアサロン』と『30人の個性がぶつかり合うヘアサロン』
— anzu-@わめく文字の空念仏 (@anzu_bazu0128) 2017年7月30日
どちらがいい?ってことで、話しはじめたが半日以上はないと終わらなかった。いつか記事にしよう!ときめたよ。
前者と後者、どちらの記事を書くつもりなのかー。タイトルにもあるが、見えないお客様が続々ご来店されていることを知らずに不思議を体験することになったのです。
働き始めて…
数週間目
〇鍵を開けて店へ入るとバックルームから、皿の重なり合う音が聞こえる
1か月後
〇スタッフが車で事故
2か月、3ヶ月、4か月に渡り
〇2人目、3人目とスタッフが車で事故。4人目で私が車を壁にぶつけ、数週間後に物損事故
半年後
〇夜遅くまで店にいたら、誰もいないバックルームの棚からウイッグが落下しまくる
そのまた後
〇連日、屋上から 〇び〇り〇さつ ☚怖くて今書けない
その数日後
〇アスファルトの血痕がっつり踏んでしまったー
月日は流れ
〇『シャンプー台にいるんですけど』と怯え、仕事できないと言い出すスタッフ
また月日は流れ
〇予兆なく『うつ病になったから辞める』とスタッフ
でまた月日は流れる訳で
〇カット中、シザーで指を挟み切りポタポタ流れる血が店の床へ…流血事件。病院へ ☚私
どれくらい経ったかはもう
〇カットチェアからまさかの転倒で怪我が悪化、再手術で入院 ☚私
退院して店辞めた。さすがに不吉過ぎるでしょーが。怪我は自分の不注意だと?
いや、違うんです。誰かがカットチェア動かしたよね?
その後もスタッフの車の事故が続き、ついには、お化けサロン閉店となりました。時が経ち、現在は、同じショッピングセンターの中、場所を変えオープンさせているようですが、大丈夫なの?お祓いとかした?
『ここなんだけど…あの人たちの通り道だから絶対に開けないで』
とオーナーから念押しされている裏口の扉があると聞きました。こんにちはー、と見えないお客様が続々とご来店されてしまってはね..
怪我の回復どころか再手術になった私はそこそこ病んだよ。以上、お化けヘアサロンで働いてしまった結果です。昔は(よくある話ですが)墓地だったとな。
ウィッグが落下した夜に見えた月、今にも落ちそうなくらいの巨大さで闇に佇んでいた。一緒に月をみた男の子は今、少年から大人になってるのだろうな。今でも思い出せる鮮やかな赤いお月様に鳥肌が立ってる紅いあんずでした。ちょっとこわくなってきたぞ。
最後まで読んで頂きありがとうございました(=^・^=)