線香花火的な現象を。これからも、
ある種、皆、背中に覚悟を背負ってるような、
無機質の中に、それぞれの心が存在しているような、
そんな中に私はいる。
バイトの話しです。
哀れに思うだろうか?
あんなにバリバリやってた人が、こんなバイト?
辞めない方が良かったのでは?
やっぱり時期早々だったね。
どんな声が聞こえてくるかと考えれば、こんな声もあるかもね。どんな風に思われるか全然気にしない!とも言えない。
ただ、君たちに言っとく(美容師仲間)
自分たちの仕事に誇りを持つことは素晴らしい。ただ、他人に振りまくものではない。
自分たちの仕事が一番素晴らしい訳じゃないってこと知った方がいい。
自分たちの仕事を基準に考えるから、自分の仕事より下の仕事には行けないと、どこかで思ってる。
正直、たいしたことはない。
礼儀やマナー、接客の基本がそれぞれにオリジナリティー溢れてるから、フィードバックいまひとつ。個人の一人歩きが目立つフロア。技術より先に身につけなきゃいけない人間チカラみたいなものが必要。
技術はオリジナリティーあって然り。ですが。
そんな世界はなんだかんだ、やっぱり楽しかったなぁ...
美容師という一人ひとり。
でも、居続ける場所じゃなかった。
わたしは。
過去も現在、未来と誰も詮索しない世界にやってきた。
誰の気持ちも犠牲にすることなく目指せる数字がある。
誰もの気持ちに寄り添うあの頃とは違う。
自分だけの心に寄り添って生きる。
しばらくは。
そんなバイトを始めた話し。
その中で、
蘇る記憶に気付いてしまった!
『美容師としての技術は忘れてもいいんだ!
瞬間風速的な、
線香花火的な、
瞬間的現象。
【その時】【あの時】
だけを覚えていれば。
心の片隅に置いておける程のことはやってきたじゃん私』
それは、感情や感謝(驚)、想い、喜びや悲しみみたいなもののこと。それを忘れなきゃ、いい。
人の髪の毛を触らせていただくと、その人の気持ちや心までが自分(私)の中に入ってくるという感じ。【負】はとくにパワーが強くて負けていた。スピリチュアル好きでもなんでもないですが。髪の毛を触ると分かる。それでも、【正】の喜びの方が大きかったかなと思う。
感謝(驚)です。
その、
瞬間風速的な、
線香花火的な、
瞬間的現象。
を感じれたから、もういいや美容師。となれたのだと思う。
んー、そう思いたいんだ。
髪を切るということは、その人の心まで切るということ。
【負】か【正】かどちらに傾くかは美容師次第。
「あなたに髪を切ってもらいたいの」信頼されれば応えたい、応え続けたいのが美容師。そんな気持ちには応援してます。助けます、いつだって。
「いったんCM入りまーす」
みたいな軽さで辞めた。
もう戻りませんよ美容師には。
何を言われても。
今のバイトは皆、気持ちがないとこが気持ちいい。
線香花火的な現象を持ち合わせつつ。
火花が垂れ下がった『柳』から
パチパチして消える直前の『散菊』
までが存在してるかどうかは謎だけど。
背中に覚悟をおんぶしてるのは確か。