わめくねごともじ

美容師辞めたいから辞めたへ。過去を棚卸し、空をアウトプットして私を絞り切るブログ。何か見えてくるかな?

接客業やめたい人?私はコレでやめました。

 |接客業やめたい人?私はコレでやめました。

 

「接客業してる自分が‭好き」「遣り甲斐感じる」「お客様の笑顔が一番」「喜んでもらえると嬉しい」

相手の表情やしぐさに虫の目を持つこと。空気のように溶け込むようにして相手の心が自分の中に入ってくる域までくると、接客業は楽しい。

「接客業は天職かも?!」なんて思ったことも?

でも、瞬時にあらわれる【疲れ】の中には【絶望】が潜んでいるのです。

【絶望】に変わる前に、天職より適職探しをはじめるが吉とばかりに絶賛無職中となりました。

前職美容師を退職。したはいいが、ノックする世間の扉は、髪を切れても何の役にも立ちはしねぇんだよとばかりに扉を開けようともしてはくれない。その冷たさにやっと慣れてきたところ。

そんなところで書いてみます。

|接客業の疲れが見える瞬間

笑顔でお見送り。その繰り返しは日常。

全てのお客様に気付きを気遣いを、相手に合った言葉使いに言葉選び、声のトーンにテンポ&リズム…当たり前のようにみせながら、心と頭で戦闘中。それが接客業を選んだ人がやること。

でも…【疲れ】は思わぬところで出ちゃうんです。

トイレへ行った後、手を洗いふと顔を上げた瞬間に鏡に映る自分の顔に驚くのです。

やっばー疲れ過ぎて無表情? 無感情的な、虚無感。能面そのもの(メイクが落ちかけてるからハゲた能面?)

その鏡越しに、ゆっく~りと先程お見送りしたお客様が( ゚Д゚)映るではないですか。

あッ、あ、あ、それはそのあのチガウンデス‥心の声と同時に、瞬時の技は御手の物?目尻を下げ口角頂点へ!!何もなかったように話しかける私。

バレたよね?今の私の能面。落ち込む。やってしまったと落ち込む。

私は、大抵こういう時、何かの前兆と捉えてる。何かが分からないけど仕事のミス的なことは確か。

「何かやらかすな自分」そう、やっぱりその後、クレームを起こしてしまうのでした。

それで信用失うのが私。

お客様や仕事仲間は許しても自分自身が許せなくなって接客業辞めました。

【絶望】に変わるその前に辞めよう。【逃げる】でもいい。

絶望】してからだと、圧し掛かる重りが半端ないかなって。自分のために予定より早い退職しました。

|接客業(美容師)はこんな世界

お客様と話すのが仕事。スタイル作りが仕事。(美容室によって特色は異なるが)

接客をしながら技術が求められる。そのバランスがとっても重要。

なぜならご来店されるお客様のニーズ&ウォンツは様々であるから。

技術(ヘアスタイル)重視で来るお客様もいれば、ただ雑談しに来るお客様もいる。

楽しい会話を求める後者が厄介かと思えば、問題は前者である。ヘアスタイル重視の客は、0.5ミリの誤差を許さない。拘り半端ない。

『要求を上手く伝えられる客』『伝える意思はあるが、上手く使えられないから美容師側が意思疎通を測る』『伝える気が全くないのに理想を求める客』

どのタイプだって、そこになきゃいけないのは信頼関係。築き上げなきゃ。

でも、美容師とお客様の間に相性だってある。まぁ、相性が合わなくたって、お金を払うお客様が断然上位なのだけど。当たり前のこと。

だからこそフラットな精神を持つことが大事だと思ってやってきた。いちいち揺るがない心。キープできてるかと思えば、一瞬の気の緩み、【疲れ】 が致命傷になることもある

私は、これを半年~1年に1回位やっちゃうんです(''Д'')

正直、接客だけなら取り返しできると思ってる。(人にもよるだろうけど)

でも、技術って取り返しできない。

美容室で、「わっ、切られ過ぎた??」ってことありませんか? それです、それ。明日に生えてこないじゃないですか? これはお客様によっては許しがたいこと。分かります。どうせ伸びるでしょ?は禁句。

  |接客業に向いていたのかな

人が苦手、でも技術は好きだった。

苦手だからこそ、人の微妙な神経まで悟ってしまう。

その結果、『気遣いができる人』『丁寧な人』と勘違い(?)されてしまうのだ。

以前、指名を頂いているお客様が、小さい声で教えてくれた。

「私、美容師さんって苦手なんですよ」←普通、美容師に言わないよね 笑

わたし「えっ、そうなんですか?私も苦手です」←美容師が美容師嫌いってね..笑

なんて会話おかしいから。美容師が苦手な美容師ってもう、接客業向いているとは思えない。

 |接客業を辞める決意の裏側(ひとり言)

地雷を踏んだらサヨウナラクレーム事件(過去記事参照)で、美容師を辞めた。

これはタイミング。今を逃したら次はないなと。

振り返り、5年程働いたヘアサロン。2人目の出産でブランク1年アリ。

はじめは覚悟があった。社会人復帰、接客業復帰は覚悟が必要。

カット技術、接客、高度なモノを求められた。

覚悟があったって、覚悟を決めたって、打ちのめされる弱さはしっかり持参してるから厄介な自分。

何度も頭が真っ白。でも、

「ここ、乗り越えられるかもしんない」

「ここ、乗り越えるまで辞めれない」

不思議とこんな気持ちになる。こういう気持ち、接客業をやってる人は感じやすいと思う。でも、ここが危険なとこでもあるかなと思う。

美容師はイマイチ結果が見えないし完璧が存在しないから、満足できない仕事でもある。

だからこそ自分なりに。ラスト1年はとくにお客様のニーズ&ウォンツを理解しようと試みたのかな。

周りのスタッフには、「変わったね。なんでそんなにやさしくなったの?」って言われたけど…

どんだけ私冷たかったんだよって(笑)

 |接客業で失敗したら認めることで変われる

最後にクレーム起こして辞めました!再起不能ってところです。(過去記事参照)

再起不能のきっかけから周りの言動、顔を合わせたくないお客様、今後も繰り返すかもしれない失敗に恐れたのだ。

負けたし逃げた。

この負けを認めたこと。

誰のせいでもないんだよー。

逃げた。

自分の弱さなんだよー。

自分が負けた弱さをしっかり受け止めて、その弱さを発信できればよし。

これができればわたしもう十分。

あぁ、これが自分を認めるってやつかって。

 |まとめ

人と関わり話すことが接客業。それだけじゃなくて、とにかく人の顔つきを伺ってしまうのでストレス。

でも、接客業ってそういうもの。それが遣り甲斐でもある。

やり切ってない人はもう少し頑張ってみるのもいいと思う。

いつか辞める気でいるからと中途半端な笑顔してる人は笑顔満開にしてみて。飛べなかった跳び箱、いきなり7段飛べちゃった?!なんてこともある。笑顔でやり切ると辞める時に後悔が少ないと思う。むしろ清い気持ちでサヨウナラできる。

 

でも。でも! 毎朝疲れを感じてるのなら、今すぐ「逃げて」!

「絶望」に変わる前に、急いで!

逃げる選択技。新たな挑戦が見えてくることもある。

今いる環境にしがみつくことなく、自分の戦う場所は選べるんだよってことです。

逃げるは恥だが役に立つ」ですね。

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次は、「接客業やめたら世界は変わった?」で書きたい。

絶賛無職中のあんずでした。

 

接客業の皆さん、年末年始のお仕事お疲れ様です!頭が下がります。休む方も気を遣うのが接客業。31日、元旦くらいはみんなで息を揃えた方が1年の営業が上手く周ると思うけどね!って毎年思ってた。『元旦から美容室』なんで?なんで元旦から切るの?なぜ店をオープンさせる?

元旦からやってる美容室のスタッフはこのように心が騒ついてるから切りに行かないで!それでも、縁担ぎ?とかで来るお客様はいるけど。切られ過ぎないように注意ですよ。

『元旦に働く自分』これも受け入れられなければ接客業は辞め時ということで決定だ。