わめくねごともじ

美容師辞めたいから辞めたへ。過去を棚卸し、空をアウトプットして私を絞り切るブログ。何か見えてくるかな?

退屈をおかしいほどに生きる意味

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 ≪死ぬ程楽しい毎日なんてまっぴらゴメンだよ≫

 

 

 楽しく生きよ。太陽を浴びて明るい自分になろ。

そうでなければ罪悪感を抱いてしまう日常と真逆をうたう佐藤くんはいつもそこにいた。

 

 

私たちは【退屈】を嫌い、【退屈】と仲良くなれないでいる。

 

 

【何もない】特異性をfishmans佐藤伸治は【ずっと前】のずっと前から知っていた。

人間の心の本質を、

≪トトン トトン トトン あー元気ですかぁ〜?≫

と孤独をノックし続けて、

 

≪ある意味そんなもんで ある意味ひとりぼっちなものなんだよ≫

と言いました。

 

 

いやぁでも..孤独はあまりよくないものです。

とやけにハッピーな人が言っているのが聞こえる。

 

「だって、さみしい人になんかなりたくないでしょ⁈」って言う。

 

 

さみしい人なんかは悪い人なのでしょうか?

 

 

 

≪リアルであるってことが一番カッコいい≫

佐藤くんだからこその言葉。嘘をつかないってことかな。さみしい人はとことんさみしくいればいいし、ハッピーな人はハッピーでいればいいさ。かっこ悪い人もまたとことんかっこ悪く。

 

 

 

でも、ふつーの人間は..

自分をよく見せようと言い訳や小さなウソをつく。

私もしかり。

 

 

 

【退屈】はみんなより遅れを取ってしまうとハッと我にかえり書籍を開いてみたり。何の遅れだというのか。

何もできない自分、かっこ悪い自分を隠す。隠したらいいもんが見つかるものなのか。

何もなければ何かをもとめて歩き出す。探して探して。探すより落ちてるもの拾った方がいいのにね。

毎日が笑顔でいられたら素敵とは思ってなくとも要求される。

な、なんて息苦しいの。

ポジティブの怨念を晴らすべく私としては、ポジティブを技術として習得するほかなかった。あらかじめ準備はしてあるポジティブを使い分ける。

 

 

気づいたら私は疲れた人になっていたー

 

 

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≪ 見回せば何にもない≫

 

何もないことに何かがあると思いはじめたきっかけ。そう思うまで長い時間を要しました。意味なんかないことに意味があるのだと想うのは、佐藤くんがその景色のずっと向こう側にミライの手がかりを見つけたからだ。

 

向こう側に渡ってしまった佐藤くん。

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 昔も今もこれからも体内遊泳し続けるfishmans

 

 

 

とこんな時に違う人が教えてくれるのは、

ナンバーガール向井秀徳の歌詞であります。

≪記憶・妄想に変わる≫

記憶がね、いつしか妄想に変わってることもあるかもしれない。美化していることもねきっと。それでも佐藤くんは、何てきれいな人なんだろうって思っちゃうよ。きれいなまま居っちゃった。

≪気づいたら俺はなんとなく夏だった‼︎≫

気づいたら私はなんとなく生きていた‼︎とそんな感じでもあります。

その根底には、私の体内を血液と共に巡り出すfishmans佐藤伸治が19年..居るんだなぁ。

(佐藤伸治向井秀徳。相反する価値にみえて共存を感じてしまうことアリ)

 

 

 

今なら会いにいける。

そう思えるまで19年かかった訳を..

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≪あと10年たったらなんでもできそうな気がするって でもそんなのやっぱりウソさ≫

いや、ウソだ。10年もあればできるはずだと、ちょっとだけ佐藤くんを疑った歌詞です。

だからまぁ、ちょっとだけ10年待ってください。

色々あったりなかったり、忙しいふりして自分を頑張ったり頑張らなかったりして生きてましたみたいな。で、何もできないまま10年たってしまった。

≪やっぱり何も出来ないよ≫

と佐藤くんがいうように認めればよかったのに、あと1年2年3年..9年たってまで何かできるはずと..思って19年経過。ここ4、5年の間、佐藤くんの命日である3月15日は仕事を休みにしていた。でも踏ん切りつかなくて。佐藤くんが向こう側に居って19年目にね、やっとやっと、やっと何もないことに気づいたんだ。そしてお待たせ。来ました佐藤くん。関東地方は大雨。何も持たずに佐藤くんの丘へ。私の地元なんだ実は【感謝(驚)】‼︎

 

近くて遠かった。

リトライで青紫と白の花を左手に。お線香の匂いが空の向こう側まで届く。

意味なんかないんだここにいること。

涙は不思議ね、出ないね、もういいんだと。

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 意味なんかない意味がここにある。

帰宅時、亀がノコノコ現れて固まった私。迷路に仕立て上げられたアスファルト上をタイヤが彷徨うトラップはサトちゃんのいたずらでしょうか。

 

 

fishmans佐藤伸治はこう。

≪気づいてみたら さみしい人だった≫

さみしい人ならどこまでもさみしい人でいることがカッコいいと言うよね。

さみしい人を呼んで。

みっともない人を呼んで。

カッコ悪い人も呼んで。

疲れた人を呼んで。

新しい人がたくさん居て、それでいい。

リアルに生きましょ。

風にのっかってね、風にのっかってね。

紙ひこうきを飛ばし続けることもあるさ。

窓は開けておくよ。

 

 

 ドアの外で思ったんだ。

 私は退屈な人になっていたと。

 

 

 

トトン トトン トトンとさみしげな音をたてて。

 

 

それは、とても

 

 

 

 

≪何だか夢のあることだと信じてます≫

 

 

 

 

                                                           

                              we are fish‼︎‼︎

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