焼きたてパンと冷めたパンの値段が同じであることに疑問
パン屋で働き始めて4日目。感想。
「やっぱりパンもらえるの?!ラッキー」(心の声)
店長曰く、『間違って作ってしまったパン』と、『バケットをラスクにしよ~かな~と思ったけどやめたパン』を頂きました。
それだけじゃない。スタッフの女性が、
「この焼き立ての塩パン、食べてみて下さい☆
焼き立ては本当に美味しいんで☆
味を知らないとお客様に伝えられないですしね」とこっそりくれたパン。
「サクッともっちり塩味がクセになる塩パンですね?ありがとうございます」
と彼女の手の中の香ばしさに癒される。ほんのり温かさを感じる柔らかい塩パン。優しく包み込む彼女の両手のなか、まるで、生まれたてのヒヨコがいるんじゃないかってくらい優しく大事に。あぁ、ヒヨコ..じゃなくて、塩パン美味しそう。シズルトークな受け答えをした自分が恥ずかしいではないか。
焼きたて。塩パン。ぱくり。
やわらかうまい!! サクッともっちりで間違いないし、
もう1個食べたくなる=クセになる塩味とはこのことだと確信。
オマケに菓子パンもぱくり(これは2割引きでお買い上げ)
焼きたてって最強なんですけ
ど。
皆に焼きたてを食べさせてあげたい!
そう思うがあまりに、焼きたてコールはやたら声を大にアピール。
チーズバタール焼きあがった。
「アっち!!!!!」
鉄板熱すぎ火傷しかけた。
チーズのいい香りでお客様寄ってくる。
焼きたて。揚げたて。作りたて。パンの美味しさったらないですよ。
焼きたてから店頭に出して8分以内に食していただきたい。
焼きたて直後は柔らかすぎて、食べてる最中に崩れるし食べにくい。
焼きたて10分だと遅すぎるから、8分以内に食してってところです。
焼きたて8分以内のパンは格別。それ以外は30分ごとに値下げしてくべきだわ。
焼きたてから半日も経ってるパンは半額にすべきだ。
焼きたてパンは午前中に集中しますね、やはり。
焼きたてあがったら試食配りに熱入るわ。
(わたし調べ)
焼きたてに興奮し過ぎた1日ということでお許しくださいませm(__)m
好きな事を仕事にするための仕事探しのためのつなぎパート
『好きなことを仕事にする』こんなキャッチコピーをいくつ見てきただろうか。目にするたびに好きなことを仕事にしないといけない感に追われれてしまうものだ。
残念なことに好きなことを仕事にしても、がっかりする場合がある。
それは、好きな事を仕事にできた!とぬか喜びしていると起こるのだ。
ここは冷静に仕事に取り組むべきですね、はい。私が言う事ではないのですが|:3ミ
『好き』の度合いを知らずのうちに確かめてしまうことにつながるのだけど、自分の『好き』はこの程度だったのか..と技量力量不足に『好き』のレベルが低過ぎたことに気付いてしまい、とことん自分にがっかりする。がっかりするのは、自分を過信していた証拠。
でも、これに気付けただけでも価値アリと思おうか。
能わない自分で当たり前の脳というスポンジに吸収することしか考えられない人はきっとがっかりなんかしない。がっかりする暇なんかどこにある?とばかりに知識や技術を習得しまくるのですよ。
あぁ、そういう人になりたい。
頭の中を鍛えて筋肉に変えてかないとなぁ。
『好きなことを仕事にする』私には早過ぎる。
『好きなことを仕事にするために』行動してかないとです。
と思う様になったのもブログをはじめたからかもしれない。
人生、満ち潮あれば引き潮もある。
とまぁ、現在、
好きな事を仕事にするための仕事探しのためのつなぎパート
してます。
新聞社の事務アシスタントの面接待ちしながら(好きな事を仕事にするための仕事)書く人になりたい(将来的に好きな事を仕事にしたいのはコレ)
ことごとく弾かれ、転職活動(第1弾)に挫折した私は香ばしい空間の中にいます(-ω-)/ 確実に入るお金がないとまずいしね。パート3日目の出勤を終えました。
勢いよくかっ飛ばして退職した私を誰がカリッとサクサクふんわ〜りとした職場で働いていると思うだろうか。
家から歩いて7分。スーパーの中のパン屋さん。まさかそこに私がいると思うだろうか?
髪をまとめ、キャスケットを目深にかぶり、マスクをして、きなこ揚げパンのきなこの飛び散りと格闘しながら試食をカット。「美味しそうだなぁ、食べたいなぁ」と目をキラキラさせてるパン屋の人を見かけたらそれはおそらく私である。
「サクッともちもち!塩味がクセになる美味しい塩パンが焼きたてございまーす!
いかがでしょうかぁ~?」
とスーパー内に声を響かせ、塩パンの試食を配るのだ。
「もっと食べていいですよ〜」
とお客様に食べさせ過ぎて、背後の声にビクッとする。
「いいよいいよ声出ててオッケー」とお局組に。
はぁ、怒られるかと思ったー。
「マイク放送もしてみましょう」と言われトライ。
「こんにちわ、いらっしゃいませ。本日も〇〇店にご来店いただきましてありがとうございます。
只今、レーズンたっぷり~美味しい~
焼きたてでございます。〜〜
是非この機会にご利用くださいませ」
「いいね!うまい!マイク担当決定」
って..マイク担当にさせられた( ;∀;)
久々のマイク持ちにテンションあがってしまったみたい。
やはりマイクを持つと人間かわるものなんですね。
なんだかラップバトルしてる人の気持ちが少し分かった気がする(笑)
【店内マイク放送】
店の名前をいう時はゆっくりハッキリと。
『ふわふわ』『サクサク』『もちもち』『ほくほく』『とろ~り』シズルトーク的部分は、表現豊かに伝えてみたり。心を込めて、「お待ちしております」
・
・
前職の名残でしょうか。知らずのうちにこんなことを考えながらマイク放送してました。
でも、転職3日目にして、この仕事飽きそう。
仕事内容が簡単過ぎて。パン職人になるなら話はまた別ですがその気はないなぁ。
お局組は、「言われた事は忘れちゃうからメモしてね」とか言うけど、メモる仕事内容でもない。
さすがにメモるふりはしたけど。こんな簡単な仕事内容、メモって覚えるとかないない。そんなことしてるなら脳内データに送り込むよ。正直、パンの店頭販売や陳列は誰にでもできる。(この辺の仕事内容はまた詳しく書いてきます)
でも今後、製造にも回るので、サンドイッチ作りやドーナツ揚げをします。そうしたら、飽きそうにもないのかな?
私にとって仕事とは、
楽しさ < 遣り甲斐
なんだと思う。
毎日毎日覚えなきゃいけない仕事があるということは、脳のスポンジの品質を高めることであり、恵まれていることなんだろうと思うけど、今のところココにそれはないなぁ。
なんてそんな事思ってると、お局組に「パンの名前と値段覚えたぁ?」って聞かれてしまいそう。今をきちんとすることは忘れずにいないとね。
ドーナツ揚げて達成感は味わえるものなのか?
未知数!
「パン屋さんになるんですか?」
それは思いもしてない道。
だめだめ。そっちは。脳内アップデートどころか初期化しちゃうよ。(パン屋云々でなくて、やりたかった道とは全く違うということの初期化)
でも逆走しちゃうのが私だから..
しっかり自分の中の案内版みないとね。
人間関係疲れるけど場合によっちゃ、面白い
今日は私が出会ったちょっと変わった美容師のベストテン。
よかったらお付き合いくださいませ。
第1位
施術中、履いていたスカートのゴムが突如パチン!と瑞々しい音を立てる。ウエスト位置からスカート舞い下がる。「ぎゃー!!」という悲鳴とともにおパツンが丸見え。スカートにくるまれるようにしゃがみ込んだままtoiletへ。その後姿を呆然と眺めるお客様..
第2位
バックルームでタバコの火を消し忘れボヤ騒ぎで救急車呼んだおバカスタッフ。
第3位
アシスタント(男)に注意、厳しめに。逆ぎれアシストにハサミ投げられた。うひょーい( ・∇・)研ぎ澄まされたキレッキレッの、美容師用のシザーを。上手く交わして床へと落下したシザーは勿論使えなくなる。怒ったアシスト、ロッカーの鍵をねじ曲げる。開閉不可になった私のロッカー、荷物取れないし。
第4位
お客さんと不倫。離婚してお客さんと再婚したスタッフ。良さげマンションから市営住宅に引っ越して結果、失敗したとか文句ばっかり言ってた(笑)御祝儀かえせ。
第5位
隠しカメラ(盗聴器?)があったヘアサロン。スタッフがコソコソ話するエリア上部に取り付けられていた。おそろしくて翌日からコソコソ話は社長の褒め殺し。翌月の給料上げたスタッフ。
第6位
基本、お菓子は持ってきたらいつの間にか消えてる。(スタッフに盗み食いされているということ)
第7位
幽霊が出る美容室。車の物損事故の連鎖。全員のスタッフにまわる。
第8位
機嫌悪くすると手を上げる店長(女性でも軽く蹴る叩く)
第9位
男性スタッフは高価な時計を着用し見せつけるようにカウセリングすること。女性は胸元が若干チラリズムで男性客にカウセリングすること。と社長。実際、チラリズム賛成女性スタッフは、男性客の指名数の右肩上がりったらなかった。
第10位
カット中、産気づいて救急車で運ばれたスタッフ。残りのカットはどうしたんだろうか?
以上。私が本当に出会った美容師の方達です。
個性が強い人程、トラブル起こす傾向にありました。今頃何してるんでしょうかね?
記憶に残った人から書いたベストテンでした。悪しからず。
また思い出したら追記します。
次回は「私が出会った不思議なお客様」もあげてきたいです。
早速追記
シャンプー中、寝てしまい、シャワーのノズルを手放してしまう。踊り出すシャワーヘッド。その後、顔面にシャワーぶっかけ目を覚めしたスタッフは何を隠そう私です。フェースガーゼの中のお客様は守り抜き!お客様気付かず¿シャンプー後に起き上がる。そして私の顔を見て一言。「あら、汗かいてまで一生懸命に洗ってくれてありがとう」←いや、シャワーで顔面が濡れたんです(笑)
在宅ワークはネトゲ廃人と隣り合わせ?
あけましておめでとうございます。紅いあんずです。
他所様のブログを読む度に面白すぎて…
書く気なくしてます(´;ω;`)
なんであんなに面白いの? 笑いを噛み殺しながら読んでます(何か悔しいのでしょうね)でも、マネできることろはマネしてみよう!と思い、ブログの基本?挨拶と自己紹介から入ってみました。か、すごく違和感なので次はなし(笑)
とまぁ、面白いブロガーさんがいるおかげで、本を一冊買うならブログを読む。そんな風に思ってます。でもって面白いブログに限って、読者登録を忘れておーいどこだ?って行方不明。でもいいの。偶然は必然的に「あっいた!この人この人」って見つけてしまうから。
そして私は、しがないブログを続けることに意味がある。それでいいの。嘘は書けないし、面白くしようとしてもボロが出るので、このブログを始めたきっかけ、初心忘るべからずでこの先もアウトプットしてきたいと思います。
で。
在宅ワークはネトゲ廃人と隣り合わせかも..と身震いした話をします。
美容師を辞めてしばらくした頃、「在宅ワークするかー」と一週間ほど在宅ワーク体験をしてみました。クラウドソーシングでタスク案件かたっぱしから参戦。他にライティングテストを3、4件程かけもってみました。まぁ、納期があっても、「こんなん余裕で書けるっしょ」と。
それが。
思う様に進まない。
キーワード地獄。書いても書いても、『〇〇が足りません』の繰り返し。『あと〇〇文字足りません』
おまけに、
こんなこともあって。さらに追い打ちをかける家の住人が一言、
「まさかこのまま家に居る気じゃないだろうな?」
人間、仕事辞めると、世間や家族までも冷たくなるものですねって。辞めた3日後~1週間まではお疲れ様♡と温かいまなざし。
「ゆっくり休んでから仕事決めればいいよ」
「やりたいことが見付かるまで探せばいいんじゃない」
「子どもいると思う様に働けないからね」
と身内のみなさん、前職の仕事仲間も応援してくれていたようです。
しかし、
絶賛無職中\(^o^)/なんて1ヶ月も経たないうちにアウト。
「最悪、アデランスで働くって言ってたよね?」
「やりたいことがまさか在宅ワークじゃないだろうな?」
「子ども居てもみんな上手く働いてるよね」
このように突然変異する周囲。
私は深いため息しか残らないわけです。
極めつけに、
「なんで美容師辞めちゃったの?」
またそこ?!またそこ戻る??って。もういいんだよ髪切りは。話さないロボット美容師していんなら戻るけど。これね、お客さんよりスタッフ同士の仕事中の会話が苦手なの。無駄な仲良しごっこが。そう、【世界の部品】になれない人たちに流されてしまう自分がイヤなんです。美容師人間になれなかった自分。詳しくはココ↓ブログ
話しが脱線しました。
そんなこともあって。
在宅ワーク体験中には、とにかく納品!急いでやらなきゃ。キーボード打ってると、PC前から動きたくなくなる。あれなんだろうね。仕上げたい一心?でも、人間だから、
トイレ行きたい。
お腹空いた。
喉渇いた。
と感じてしまうわけです。
でまた、人間が生活していれば、
電話鳴ってる。
誰か来た。
あぁ、子ども帰宅しちゃう。
今日、何か大事な用があった気がする。
こんなこともあります。
気が付けば、朝からコーヒーしか飲んでいない。トイレ我慢し過ぎて膀胱炎なりかけ(美容師の職業病からの癖でついつい)電話、チャイム無視。子ども帰宅しても気付かなかったし、「おかーさん、今日先生と面談の日だよね?」と言われる始末。
わお。在宅やばい。廃人になってしまぅー。
ついに夜ご飯の支度もおろそかになりかけ、ライティング業とは無関係の主婦のお小遣い獲得のためのゲームをやり始める。
「遊びでやってるんじゃないんだよ。この魚を釣るか釣らないかで今日の晩ご飯のメニューが決まると思え!だから外野はごちゃごちゃ言うなって」
と言い出しそうな未来の私?遠い未来でもなさそうだと、やばいな人事じゃなさそうだ。
「ルートの最前線に立ち続ける覚悟はあるか?」
なんてバーチャルに生き始めたら元に戻れないよ。
そちらの世界は厳しくも自分の果たすべき役割を与えてもらえそうじゃないですか。必要とされてると感じたら人間だれでも優先順位変わるでしょ。
「おまえ、今会社で自分が必要とされていると思うか?この世界ではおまえが居なければ強敵は倒せないんだ」
なんて文字並べられたら、心持ってかれるでしょ。
アレレ違うかな?
そっか。私、廃人の入り口手間に立ってるのかもしれない。価値観変わる前に社会復帰目指さなきゃ。
とそこで心配なのが‥5歳次男。どこで覚えてきたのか、「おい、狩りに行くぞぉ!」と10歳の兄(長男)を引き連れてる。こわいこわい。DNA?
とまぁ。
在宅ワークは主婦向けな仕事だけど、私のような主婦には危険。時給〇〇〇円でも外へ働きに出て社会とのつながりをもたないといかんなと思いました。これも本当に子供がいるからそう思える事なので、『自分廃人より』な人は早く子供作るといいかもしれない。
なんて無理くりなオチ(笑)
コンビニ人間はサイコパスなの?(からあげ棒改正版)
芥川賞受賞作家の村田沙耶香の〝コンビニ人間〟を読んだ。文庫を待っていたが、よいタイミングが訪れたので。
ブックオフにて古本&ゲームソフトの査定待ち時間に。1時間は待ったのよ。
ほら、「店内でお待ちくださーい」=立ち読みでしょ?
(買ってないのに感想書きます。ゴメンナサイ)
何とも読みやすかった!凄いな!
クセがないのは読者に媚びてないからか。〝コンビニ人間〟そのもの。
コンビニ店員の古倉恵子。結婚しないのとか、就職しないのとか周りに言われ続けコンビニで働くこと18年。解き放つための同棲を始める。社会不適合者、白羽と。お互いを社会の底辺と認め合いながら(?)ある時にコンビニをやめる。白羽のすすめで就活を始めるが、アノ声を聴いてしまう。やはり【世界の部品】になるにはコンビニ人間しかないとコンビニに戻るあの描写。コンビニに吸い込まれてく古倉恵子に鳥肌が立った。
コンビニでのアルバイトの描写がかなり細かく書かれていて、じわじわきた。身近に感じるのはやっぱりコンビニが舞台だからなのか。
『そうだよ。今日からセールなの。
:
:
:
皆で一丸となって、からあげ棒を売るんだよ。
それが今、このお店で一番大切なことなんだよ 』
この古倉恵子の言葉に、ブックオフで涙拭ってたのは私です。
幼少期、鳥が死んだのを見て、『お父さん、焼き鳥が好きだから今日焼いて食べよう』と言った恵子はサイコパスの一種だと。 死んだ鳥=可哀想 と思えない人は『普通』ではない。歪んだ思考なんだと。最速スピードで合理的な考えは排除。その恵子の思考はおかしいと周りは治したがるのです。
『皆で一丸となってからあげ棒を売るんだよ』の言葉には、幼少期から治らない自分と、コンビニ人間として【世界の部品】となった恵子の18年間の重さを感じてならなかった。
「ちょっとすみません」
えっ?誰?恵子?
あ、違う。すみません。と我に返る。ブックオフで立ち読みしていること忘れてた。
後方から伸びる手は本を取りたかったのであろう。見知らぬ女性の白い腕をよけながら読み続けるのでした。『からあげ棒』のページどこだっけぇ?とペラペラ戻る。
「古倉さん」でもなく「恵子さん」でもない「古倉恵子」の無機質の中に感じる熱さを、面白いとユーモアだと笑える立場の人たちはうらやましい。余裕がある。
多分、恵子に「からあげ棒100本売ったところで時給は変わらないんだからさ」とコンビニのカフェオレ片手に笑うのかもしれない。
また、古倉恵子をサイコパス、恐ろしいと哀れむ立場の人たちは『普通』なんだと思う。『普通』の感覚。「ちょっと変わってる人だから近付かない方がいい」と周りに注意を促すだろう。
この゛コンビニ人間〟の中で言う『あっち側』の人たちから見た対岸の『こちら側』といえば、コンビニの中でしか自分を生きられないとアノ声を聞く恵子に、身体中が針でチクチク刺さされているように痛みを感じてしまうのです。
アノ声を聴き、コンビニに吸い込まれてく恵子。
アノ声の正体はコンビニの声。恵子を呼び寄せると一斉にコンビニの声たちが合唱し合う。そのラストに漂う疾走感。そんな脳内メロディーが走り抜けるもので、白羽が恵子を異常者扱いして去るも、もうそこはどうでもよかった。哀愁感もやってきては脳内メロディーひとり盛り上がる。【世界の部品】に戻れて「恵子、助かったね!」って。
【世界の部品】
世の中の歯車が回転し始める時。その歯車の一つになって廻り続けている自分を世界の部品と呼ぶ恵子
「おかーさん、まだぁ??」
えっ?誰?子供?
あ。うちの。こども。ごめんごめんと番号札確認すると既に呼ばれているではないか。
違いは救い。だということをこの本から一番学びました。あれ、おかしい?
『普通』を好む世の中、古倉恵子の『普通ではない』その価値観の違いは白い目で見られる。だけど、『普通』の人が得られない幸せを得る=違いは救い こんな方程式に思う私も『コンビニ人間側(こちら側)』の人なのでしょうか。
゛コンビニの声 ゛
この表現すきだな。想像が止まらない(笑)
手元に本が無い分、想像できてコンビニまで突っ走りたくなる!ついでに肉まん。
私がコンビニ店員に感情を求めてないことを古倉恵子はよく知っている。
「いつもありがとうございます。肉まん好きなんですかぁ」などと古倉恵子は決して言わないのだ。マニュアル通り?無機質?いや、人の心をよく知っているから。その心を知らない店員こそ、ほっておかないことが優しさだと勘違いする。余計なことを言ったら足を運びにくくなるかもしれないと分かってくれてる恵子は、「ありがとうございます」に「いつも」は付け足さない相手と配慮を知っている。
そしてまた、古倉恵子なら私が肉まんを買いに行く曜日と時間を脳内に刻ませ、私の姿を扉越しに確認する前に〝温め中〟の付箋を剥がすだろう。「選ぶ楽しさを提供するのも仕事なのよ」と新人に教えては、ガラスケースの中をガラ空きにさせないよう配慮するのかもしれない。「あっそうそう、くれぐれも蒸かし過ぎには注意ね」と付け足して。
そして私の動き、しぐさにいちいち「めんどくさそうなお客さん」なんて、良い人と悪い人に分けないのだ。古倉恵子は。『今年もまた肉まんの種類増えた!?』そう驚く私の呟きともとれる声を背中で聴くと、いつでも右手でトングを手に取る準備をし、左手でスチーマーの扉を開けれる最速の動きを見計らうんだろう。
だって彼女は、〝コンビニ人間〟なのだから。
「肉まんと一緒にからあげ棒いかがですか?今なら110円になります」
あぁ、古倉恵子の声が聴こえる。
もう、古倉恵子のいるコンビニどこなの(笑)
目標100本に貢献したいですよぉ(詳しくは¨コンビニ人間¨で!)
接客業やめたい人?私はコレでやめました。
|接客業やめたい人?私はコレでやめました。
「接客業してる自分が好き」「遣り甲斐感じる」「お客様の笑顔が一番」「喜んでもらえると嬉しい」
相手の表情やしぐさに虫の目を持つこと。空気のように溶け込むようにして相手の心が自分の中に入ってくる域までくると、接客業は楽しい。
「接客業は天職かも?!」なんて思ったことも?
でも、瞬時にあらわれる【疲れ】の中には【絶望】が潜んでいるのです。
【絶望】に変わる前に、天職より適職探しをはじめるが吉とばかりに絶賛無職中となりました。
前職美容師を退職。したはいいが、ノックする世間の扉は、髪を切れても何の役にも立ちはしねぇんだよとばかりに扉を開けようともしてはくれない。その冷たさにやっと慣れてきたところ。
そんなところで書いてみます。
|接客業の疲れが見える瞬間
笑顔でお見送り。その繰り返しは日常。
全てのお客様に気付きを気遣いを、相手に合った言葉使いに言葉選び、声のトーンにテンポ&リズム…当たり前のようにみせながら、心と頭で戦闘中。それが接客業を選んだ人がやること。
でも…【疲れ】は思わぬところで出ちゃうんです。
トイレへ行った後、手を洗いふと顔を上げた瞬間に鏡に映る自分の顔に驚くのです。
やっばー疲れ過ぎて無表情? 無感情的な、虚無感。能面そのもの(メイクが落ちかけてるからハゲた能面?)
その鏡越しに、ゆっく~りと先程お見送りしたお客様が( ゚Д゚)映るではないですか。
あッ、あ、あ、それはそのあのチガウンデス‥心の声と同時に、瞬時の技は御手の物?目尻を下げ口角頂点へ!!何もなかったように話しかける私。
バレたよね?今の私の能面。落ち込む。やってしまったと落ち込む。
私は、大抵こういう時、何かの前兆と捉えてる。何かが分からないけど仕事のミス的なことは確か。
「何かやらかすな自分」そう、やっぱりその後、クレームを起こしてしまうのでした。
それで信用失うのが私。
お客様や仕事仲間は許しても自分自身が許せなくなって接客業辞めました。
【絶望】に変わるその前に辞めよう。【逃げる】でもいい。
【絶望】してからだと、圧し掛かる重りが半端ないかなって。自分のために予定より早い退職しました。
|接客業(美容師)はこんな世界
お客様と話すのが仕事。スタイル作りが仕事。(美容室によって特色は異なるが)
接客をしながら技術が求められる。そのバランスがとっても重要。
なぜならご来店されるお客様のニーズ&ウォンツは様々であるから。
技術(ヘアスタイル)重視で来るお客様もいれば、ただ雑談しに来るお客様もいる。
楽しい会話を求める後者が厄介かと思えば、問題は前者である。ヘアスタイル重視の客は、0.5ミリの誤差を許さない。拘り半端ない。
『要求を上手く伝えられる客』『伝える意思はあるが、上手く使えられないから美容師側が意思疎通を測る』『伝える気が全くないのに理想を求める客』
どのタイプだって、そこになきゃいけないのは信頼関係。築き上げなきゃ。
でも、美容師とお客様の間に相性だってある。まぁ、相性が合わなくたって、お金を払うお客様が断然上位なのだけど。当たり前のこと。
だからこそフラットな精神を持つことが大事だと思ってやってきた。いちいち揺るがない心。キープできてるかと思えば、一瞬の気の緩み、【疲れ】 が致命傷になることもある。
私は、これを半年~1年に1回位やっちゃうんです(''Д'')
正直、接客だけなら取り返しできると思ってる。(人にもよるだろうけど)
でも、技術って取り返しできない。
美容室で、「わっ、切られ過ぎた??」ってことありませんか? それです、それ。明日に生えてこないじゃないですか? これはお客様によっては許しがたいこと。分かります。どうせ伸びるでしょ?は禁句。
|接客業に向いていたのかな
人が苦手、でも技術は好きだった。
苦手だからこそ、人の微妙な神経まで悟ってしまう。
その結果、『気遣いができる人』『丁寧な人』と勘違い(?)されてしまうのだ。
以前、指名を頂いているお客様が、小さい声で教えてくれた。
「私、美容師さんって苦手なんですよ」←普通、美容師に言わないよね 笑
わたし「えっ、そうなんですか?私も苦手です」←美容師が美容師嫌いってね..笑
なんて会話おかしいから。美容師が苦手な美容師ってもう、接客業向いているとは思えない。
|接客業を辞める決意の裏側(ひとり言)
地雷を踏んだらサヨウナラクレーム事件(過去記事参照)で、美容師を辞めた。
これはタイミング。今を逃したら次はないなと。
振り返り、5年程働いたヘアサロン。2人目の出産でブランク1年アリ。
はじめは覚悟があった。社会人復帰、接客業復帰は覚悟が必要。
カット技術、接客、高度なモノを求められた。
覚悟があったって、覚悟を決めたって、打ちのめされる弱さはしっかり持参してるから厄介な自分。
何度も頭が真っ白。でも、
「ここ、乗り越えられるかもしんない」
「ここ、乗り越えるまで辞めれない」
不思議とこんな気持ちになる。こういう気持ち、接客業をやってる人は感じやすいと思う。でも、ここが危険なとこでもあるかなと思う。
美容師はイマイチ結果が見えないし完璧が存在しないから、満足できない仕事でもある。
だからこそ自分なりに。ラスト1年はとくにお客様のニーズ&ウォンツを理解しようと試みたのかな。
周りのスタッフには、「変わったね。なんでそんなにやさしくなったの?」って言われたけど…
どんだけ私冷たかったんだよって(笑)
|接客業で失敗したら認めることで変われる
最後にクレーム起こして辞めました!再起不能ってところです。(過去記事参照)
再起不能のきっかけから周りの言動、顔を合わせたくないお客様、今後も繰り返すかもしれない失敗に恐れたのだ。
負けたし逃げた。
この負けを認めたこと。
誰のせいでもないんだよー。
逃げた。
自分の弱さなんだよー。
自分が負けた弱さをしっかり受け止めて、その弱さを発信できればよし。
これができればわたしもう十分。
あぁ、これが自分を認めるってやつかって。
|まとめ
人と関わり話すことが接客業。それだけじゃなくて、とにかく人の顔つきを伺ってしまうのでストレス。
でも、接客業ってそういうもの。それが遣り甲斐でもある。
やり切ってない人はもう少し頑張ってみるのもいいと思う。
いつか辞める気でいるからと中途半端な笑顔してる人は笑顔満開にしてみて。飛べなかった跳び箱、いきなり7段飛べちゃった?!なんてこともある。笑顔でやり切ると辞める時に後悔が少ないと思う。むしろ清い気持ちでサヨウナラできる。
でも。でも! 毎朝疲れを感じてるのなら、今すぐ「逃げて」!
「絶望」に変わる前に、急いで!
逃げる選択技。新たな挑戦が見えてくることもある。
今いる環境にしがみつくことなく、自分の戦う場所は選べるんだよってことです。
「逃げるは恥だが役に立つ」ですね。
次は、「接客業やめたら世界は変わった?」で書きたい。
絶賛無職中のあんずでした。
接客業の皆さん、年末年始のお仕事お疲れ様です!頭が下がります。休む方も気を遣うのが接客業。31日、元旦くらいはみんなで息を揃えた方が1年の営業が上手く周ると思うけどね!って毎年思ってた。『元旦から美容室』なんで?なんで元旦から切るの?なぜ店をオープンさせる?
元旦からやってる美容室のスタッフはこのように心が騒ついてるから切りに行かないで!それでも、縁担ぎ?とかで来るお客様はいるけど。切られ過ぎないように注意ですよ。
『元旦に働く自分』これも受け入れられなければ接客業は辞め時ということで決定だ。
線香花火的な現象を。これからも、
ある種、皆、背中に覚悟を背負ってるような、
無機質の中に、それぞれの心が存在しているような、
そんな中に私はいる。
バイトの話しです。
哀れに思うだろうか?
あんなにバリバリやってた人が、こんなバイト?
辞めない方が良かったのでは?
やっぱり時期早々だったね。
どんな声が聞こえてくるかと考えれば、こんな声もあるかもね。どんな風に思われるか全然気にしない!とも言えない。
ただ、君たちに言っとく(美容師仲間)
自分たちの仕事に誇りを持つことは素晴らしい。ただ、他人に振りまくものではない。
自分たちの仕事が一番素晴らしい訳じゃないってこと知った方がいい。
自分たちの仕事を基準に考えるから、自分の仕事より下の仕事には行けないと、どこかで思ってる。
正直、たいしたことはない。
礼儀やマナー、接客の基本がそれぞれにオリジナリティー溢れてるから、フィードバックいまひとつ。個人の一人歩きが目立つフロア。技術より先に身につけなきゃいけない人間チカラみたいなものが必要。
技術はオリジナリティーあって然り。ですが。
そんな世界はなんだかんだ、やっぱり楽しかったなぁ...
美容師という一人ひとり。
でも、居続ける場所じゃなかった。
わたしは。
過去も現在、未来と誰も詮索しない世界にやってきた。
誰の気持ちも犠牲にすることなく目指せる数字がある。
誰もの気持ちに寄り添うあの頃とは違う。
自分だけの心に寄り添って生きる。
しばらくは。
そんなバイトを始めた話し。
その中で、
蘇る記憶に気付いてしまった!
『美容師としての技術は忘れてもいいんだ!
瞬間風速的な、
線香花火的な、
瞬間的現象。
【その時】【あの時】
だけを覚えていれば。
心の片隅に置いておける程のことはやってきたじゃん私』
それは、感情や感謝(驚)、想い、喜びや悲しみみたいなもののこと。それを忘れなきゃ、いい。
人の髪の毛を触らせていただくと、その人の気持ちや心までが自分(私)の中に入ってくるという感じ。【負】はとくにパワーが強くて負けていた。スピリチュアル好きでもなんでもないですが。髪の毛を触ると分かる。それでも、【正】の喜びの方が大きかったかなと思う。
感謝(驚)です。
その、
瞬間風速的な、
線香花火的な、
瞬間的現象。
を感じれたから、もういいや美容師。となれたのだと思う。
んー、そう思いたいんだ。
髪を切るということは、その人の心まで切るということ。
【負】か【正】かどちらに傾くかは美容師次第。
「あなたに髪を切ってもらいたいの」信頼されれば応えたい、応え続けたいのが美容師。そんな気持ちには応援してます。助けます、いつだって。
「いったんCM入りまーす」
みたいな軽さで辞めた。
もう戻りませんよ美容師には。
何を言われても。
今のバイトは皆、気持ちがないとこが気持ちいい。
線香花火的な現象を持ち合わせつつ。
火花が垂れ下がった『柳』から
パチパチして消える直前の『散菊』
までが存在してるかどうかは謎だけど。
背中に覚悟をおんぶしてるのは確か。